2026年10月9日にAPIラボで提供を開始するアップデートの紹介
テーブルフィールドの行をIDで識別できるようになり、JavaScript APIによるテーブルの書き換えが、すべてのフィールドの値を上書きする処理から、行の追加/削除/並べ替えとフィールドの値の更新を区別して反映する処理に変わります。
行を位置ではなくIDで対応づけるため、先頭や途中に行を追加したり、行を並べ替えたりしても、既存の行の値とIDはそのまま保たれます。
これに伴い、「フィールドの値を変更したときのイベント」も、実際の変更内容に合わせて発生するように整理されます。
画面での操作と同じく、JavaScript APIで行を追加/削除/並べ替えたときにも、テーブルフィールドのイベントが発生します。
テーブル内のフィールドのイベントは、行を並べ替えただけでは発生せず、値が変わったときにだけ発生します。
また、行の追加/削除/並べ替えがあっても行をIDで識別できることを活かし、行を指定してテーブルフィールドをカスタマイズできるJavaScript APIが追加されます。
この変更は、2026年10月9日のメンテナンスで、アップデートオプションのAPIラボを通じて提供されます。
APIラボについては、
APIラボとは
のページを参照してください。
テーブルフィールドのすべての行にIDが付与され、行のIDをもとに行の追加/更新/削除/並べ替えが判定されます
レコード追加画面とレコード編集画面で取得するレコードのデータのうち、テーブルフィールドに新しく追加された行のidとして一時的な値(仮ID)が返るように変わります。
従来は「null」が返っていました。
また、idが行の位置ではなく行のデータに結び付き、行を並べ替えても同じ行をidで指し示せます。
対象の画面とAPI
PC版とモバイル版の、レコード追加画面とレコード編集画面が対象です。
- イベントオブジェクトの
recordプロパティ-
レコード追加画面を表示したときのイベント
-
app.record.create.show、mobile.app.record.create.show -
レコード編集画面を表示したときのイベント
-
app.record.edit.show、mobile.app.record.edit.show -
レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
app.record.create.change.フィールドコード、mobile.app.record.create.change.フィールドコード -
レコード編集画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
app.record.edit.change.フィールドコード、mobile.app.record.edit.change.フィールドコード -
レコード追加画面で保存するときのイベント
-
app.record.create.submit、mobile.app.record.create.submit -
レコード編集画面で保存するときのイベント
-
app.record.edit.submit、mobile.app.record.edit.submit
-
レコード追加画面を表示したときのイベント
-
- JavaScript API
-
レコードの値を取得する
-
kintone.app.record.get()、kintone.mobile.app.record.get() -
レコードに値をセットする
-
kintone.app.record.set()、kintone.mobile.app.record.set()
-
レコードの値を取得する
-
JavaScript APIによる行の操作で「フィールドの値を変更したときのイベント」が発生します
テーブルフィールドのフィールドコードを指定した「フィールドの値を変更したときのイベント」が、JavaScript APIで行を追加、削除、または並べ替えたときにも発生します。
合わせて、イベントオブジェクトのchangesプロパティに、操作の種類を表すtypeが追加されます。
対象イベント
-
PC版
-
レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
app.record.create.change.フィールドコード -
レコード編集画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
app.record.edit.change.フィールドコード
-
レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
-
モバイル版
-
レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
mobile.app.record.create.change.フィールドコード -
レコード編集画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
mobile.app.record.edit.change.フィールドコード
-
レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
-
追加されるプロパティ
| プロパティ | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| changes.type | 文字列 | 操作の種類 次のいずれかの値が返ります。
|
テーブルフィールドにカスタマイズ列を作成するJavaScript APIが追加されます
指定したテーブルフィールドに、ボタンを表示するカスタマイズ列を作成できます。
作成したカスタマイズ列は、行の追加、削除、並べ替えに追従します。
対象API
- PC版
-
テーブルフィールドにカスタマイズ列を作成する
-
kintone.app.record.createCustomTableColumn()
-
テーブルフィールドにカスタマイズ列を作成する
-
利用する場合に必要な設定
kintoneシステム管理のアップデートオプション画面で、「APIラボ」の次のオプションを選択します。
- 「JavaScript API:テーブルの行へのID付与、テーブル操作時のイベント発生、およびテーブル操作用APIを追加する機能」を有効にする
設定方法は、
新機能の有効/無効の切り替え手順
を参照してください。
関連ページ
より詳細な情報はAPIラボのページを参照してください。
補足
kintone APIの更新情報は、Xでお知らせしています。
@kintonedevjp
をフォローし、最新情報をチェックしましょう。
