【開催報告】サイボウズ社内の開発事例で学ぶ、kintoneカスタマイズのチーム開発
2024年10月24(木)16:30~ サイボウズ 東京オフィスにて、kintoneのSIエンジニアを対象とした勉強会を開催しました。
今回は、kintoneのカスタマイズ開発経験のあるエンジニアで、特に次のようなお悩みを持った方々を対象とした勉強会を開催しました。
- 「属人化しているkintoneの案件対応をチームで効率よく進めたい」
- 「kintoneにおけるチーム開発の事例を知りたい」
勉強会では、サイボウズでkintoneカスタマイズを担当しているチームのエンジニアが、この1年で取り組んだ、チーム開発の体制づくりについてお話しました。
勉強会後の懇親会では、「kintoneカスタマイズで一番苦労した思い出」をテーマにしたLTセッションを挟みつつ、他社のエンジニアやサイボウズ社員との歓談で交流を深めました。
「サイボウズ社内の開発事例で学ぶ、kintoneカスタマイズのチーム開発」本編について
概要
サイボウズのシステムコンサルティング本部に所属する山田夏暉が、スピーカーとして登壇しました。
山田は、入社3年目で、kintoneカスタマイズ開発のアシスタントプロジェクトマネージャー、PG、QAを担当しています。
主に、プラグイン開発やツール開発など自社製品向けのシステム開発をしています。
山田のチームは昨年末に大幅なメンバー編成があり、スキルや経験の異なるメンバーが集まるチームとなりました。
そのようなチームが効率的かつ高品質なカスタマイズを提供できるよう、チーム開発の体制づくりに取り組んできました。
今回の勉強会では、およそ1年間の取り組みから得た学びをお話しました。
発表内容
サイボウズのパートナー向けに、イベント情報やサイボウズ製品のオンライン講座などを公開している情報ポータルサイト「CyPN Portal」には、kintoneが使われています。
本勉強会では、「CyPN Portal」で使われているkintoneへのカスタマイズのチーム開発を題材に、デモも交えて以下の内容で発表しました。
- チーム紹介
- チーム開発を本格化させた際の活動
- 新体制に変わった時に取り組んだこと
- コーディング規約を定める
- 【デモあり】一部の開発プロセスを標準化する
- ライブラリを標準化する
- 【デモあり】開発効率化に貢献した取り組み
- まとめと今後の課題
- さいごに:効果的なチームを作るためのファーストステップ
発表資料
発表資料 は、オンラインにて公開しています。
勉強会本編の実施風景
平日の16:30スタートにもかかわらず、37名もの方にご参加いただきました。
1時間半の長丁場でしたが、最後までメモを取りながら熱心に聞いていただきました。
最後5分ほど質疑応答の時間を設け、コミットメッセージの書き方など具体的なご質問をいくつかいただきました。
懇親会の雰囲気
懇親会ではできるだけ多くの方と交流いただけるよう、最初だけグループ分けをしました。
A~Gまでグループを分けて、各4~5人ずつ集まっていただき、各グループにサイボウズ社員も参加し乾杯しました。
場が温まったところでLTセッションにうつり、3名の方に「kintoneカスタマイズで一番苦労した思い出」をテーマに5分ずつお話しいただきました。
「あるある!」と共感している様子の方もたくさんいらっしゃいました。
参加者同士で会話が弾むきっかけにもなっていました。
LTセッション後の歓談の時間では、テーブルを移動したりしながら交流を深めていただきました。
名刺交換された方々も多く、今後のよい関係につながるとうれしいです。
おわりに
今回の勉強会は、サイボウズとしても新しい試みでした。
これまで、kintoneのカスタマイズスキルを学ぶ勉強会などは開催していましたが、サイボウズ社内でkintoneのカスタマイズ開発をしているエンジニアが、経験や知見を発表する場はあまりありませんでした。
今回、kintoneのSIに携わっているエンジニアと近い業務をしているサイボウズ社員による勉強会ということで、具体的で参考になったという反響を多くいただきました。
アンケートで回答いただいた感想やご意見を参考に、今後も技術者向けの勉強会やイベントを検討していきたいと考えています。
また次の機会に、お会いできることを楽しみにしています!