立ち上げたメールソフトにkintoneの情報をセットするワザ
はじめに
今回はレコード詳細画面に配置したリンクをクリックすることでメールソフトを立ち上げ、
kintoneの情報を元に宛先・件名・本文をあらかじめ入力する方法を紹介します。
利用シーンとして、kintoneで管理した情報を社外の人に共有したいというケースがあると思います。
その場合、メールソフトを立ち上げる、件名の情報をレコード詳細画面からコピペする、本文の情報をレコード詳細画面からコピペする、とちょっと手間ですよね。
そんなコピペの手間を減らすカスタマイズを紹介します。
実装の手順と流れ
- リンクを配置する場所の要素を取得する。
- ログインユーザーのE-mail情報とレコード詳細画面の情報を取得する。
- 1で取得した要素の子要素として2の情報を設定したリンクを追加する。
リンクはaタグを使用する。
リンクを配置する場所の要素を取得する
レコード詳細画面を開いたときにリンクを作成するので、レコード詳細画面のイベントを設定します。
|
|
メニューの上側の要素を取得する を参考に、今回はレコード詳細画面の右側の要素を取得します。
|
|
赤い点線部分の要素を取得
レコード詳細画面の情報を取得する
レコード詳細画面の情報を取得します。
今回は例としてフィールドコードtitle
とhonbun
の文字列を取得します。
|
|
レコード内の文字列を取得
メールソフトを立ち上げて取得した情報をセットするリンクを配置する
メニュー右側の空白部分にaタグを配置します。
aタグには、取得したレコード情報のtitle
とhonbun
をセットします。
|
|
配置したリンクを押して、挙動を確認します。
レコード詳細画面のリンクをクリック
メールソフト起動時の画面
注意事項
メールソフトの起動設定はユーザが利用する個々のブラウザーの設定に依存します。
設定によってはメールソフトが起動しない場合もあります。
このTipsは、2014年4月版kintoneで動作を確認しています。