こんにちは、kintone開発チームの酒井です。
今回は、JavaScriptカスタマイズでテーブルの初期値を設定する方法を紹介します。
サンプルアプリは以下のフィールドをテーブルに配置しましょう。テーブルのフィールドコードはデフォルトの「テーブル」のままです。
フィールドタイプ |
フィールド名 |
フィールドコード |
数値 |
Number |
Number |
文字列(1行) |
Tips |
Tips |
このアプリに、以下のサンプルプログラムを読み込ませます。
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/**
* @fileoverviewレコード作成時にテーブルへ初期値を入れるサンプル。
* 対象アプリには、フィールドコード「Table」というテーブルに、
* フィールドコード「Number」という数値フィールドと、
* フィールドコード「Tips」という文字列1行フィールドがある。
* Copyright (c) 2020 Cybozu
*
* Licensed under the MIT License
* https://opensource.org/license/mit/
*/
(() => {
'use strict';
kintone.events.on('app.record.create.show', (event) => {
// 行の作成
const newRow1 = createValue_('1', 'テーブルは、行を追加/削除することができます');
const newRow2 = createValue_('2', 'JavaScriptカスタマイズで行の追加/削除ができます。');
// Tableに初期値を定義する
event.record.テーブル.value = [
newRow1,
newRow2
];
return event;
});
const createValue_ = (number, text) => (
{
value: {
Number: {
type: 'NUMBER',
value: number
},
Tips: {
type: 'SINGLE_LINE_TEXT',
value: text
}
}
}
);
})();
|
では、レコードを追加してみましょう。
このように、レコード追加時にテーブルへ値を入れることができました!
めでたし、めでたし!
今回はapp.record.create.showイベントでしたが、app.record.edit.showイベントやchange系イベントにも対応しています。
ですので、編集画面を開いたらテーブルの行を追加/削除したり、ラジオボタンの変化で行を追加/削除したりもできます。
このTipsが、皆様の参考になりましたら幸いでございます。