タスク管理やToDoなど、担当者を1名しか選べないように制御したいときはないでしょうか？
しかし、kintoneの標準機能では、基本的にユーザー選択フィールドは複数のユーザーを選択できてしまいます。

こんなときは、JavaScriptカスタマイズで解決していきましょう！

今回は、「ユーザーを1名のみ登録できる」カスタマイズを紹介します。

それでは、今回利用するアプリを準備しましょう。

ユーザー選択フィールド以外のフィールドの配置は任意です。

ソースコードを書く前に、次のポイントを確認しましょう。

• レコード編集画面、レコード追加画面、一覧編集画面でレコードを編集できるので、次のイベントをすべて指定することを忘れないでください。
  • レコード追加画面で保存するときのイベント
  • レコード編集画面で保存するときのイベント
  • レコード一覧画面のインライン編集で保存するときのイベント
• 2名以上指定した時に制御をします。
  ユーザー選択フィールドの配列の長さが2以上の場合、event.errorにエラーメッセージを代入します。（ソースコード8行と10行目参照）

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(() => {
  'use strict';
  const myEvent = ['app.record.create.submit', 'app.record.edit.submit', 'app.record.index.edit.submit'];
  kintone.events.on(myEvent, (event) => {
    // ユーザー情報を取得する
    const record = event.record;
    const selectedUsers = record['ユーザー選択'].value;
    if (selectedUsers.length > 1) {
      // 一人以上の指定の場合は、errorプロパティにメッセージを代入する
      event.error = '担当者は一人しか指定できません。';
    }
    return event;
  });
})();

このソースコードを先ほど準備したアプリに適用します。
レコード追加画面、レコード編集画面、レコード一覧編集画面でそれぞれ、二人以上の担当者を指定して保存してみましょう。
エラーメッセージが出てきましたね。

いかがでしょうか。
簡単にできましたね。