2023年10月8日kintone APIアップデート情報
API更新情報
2023年10月8日に実施するメンテナンスにおける、kintone APIのアップデートは次のとおりです。
今月のkintone API
2023年7月のアップデートで、桁区切りカンマ付き数字や全角数字を数値フィールドに入力可能となるアップデートオプションが追加されました。
10月のアップデートでは、イベントやJavaScript APIもこの機能に対応し、桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が入力された場合でも、桁区切りなしの半角数字を取得できるようになりました。
このアップデートオプションの機能は、10月版で月例チャネルにも適用される機能です。
kintone JavaScript API
機能追加
桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が数値フィールドに入力された場合でも、レコードオブジェクトで桁区切りなしの半角数字を取得できるようになりました
対象API
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レコード追加画面を表示した後
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app.record.create.show
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レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
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app.record.create.change.フィールドコード
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レコード追加画面で保存するときのイベント
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app.record.create.submit
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レコード編集画面を表示した後のイベント
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app.record.edit.show
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レコード編集画面でフィールドの値を変更したときのイベント
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app.record.edit.change.フィールドコード
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レコード編集画面で保存するときのイベント
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app.record.edit.submit
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レコードの値を取得する
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kintone.app.record.get()
備考
- 入力された値の前後に半角や全角の空白が入っていた場合、空白は取り除かれます。
- 次のアップデートオプションの選択を外す必要があります。初期設定では選択が外れています。
- 「レコード追加・編集画面の数値フィールドで、桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が使用できる変更」を無効にする
機能改善
半角化、および桁区切り文字と前後の空白を除去すると入力前と後の値が同じになる場合、フィールドの値を変更したときのイベントが発生しなくなりました
たとえば、ユーザーがフィールドの値を「1000」から「1,000」や「1000」に変更しても、「1000」に自動修正されるため、フィールドの値を変更したときのイベントは発生しなくなります。
対象API
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レコード追加画面でフィールドの値を変更したときのイベント
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app.record.create.change.フィールドコード
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レコード編集画面でフィールドの値を変更したときのイベント
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app.record.edit.change.フィールドコード
備考
次のアップデートオプションの選択を外す必要があります。初期設定では選択が外れています。
- 「レコード追加・編集画面の数値フィールドで、桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が使用できる変更」を無効にする
製品のアップデート情報
API以外のkintoneのアップデートに関する情報は、
kintoneアップデート情報
を参照してください。
10月定期メンテナンス分は後日公開されます。