中堅・大規模組織向けグループウェア「サイボウズGaroon」のポータル活用企画第6弾。
まるでン十年もいるベテラン社員のような、社内の物知りになれるポータルを紹介します。
こんなときに便利です
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- 個人として、社内用語や普段かかわらない部署の人をよく知ることで、仕事をやりやすくできる。
- 組織として、部署をまたいでお互いのことを良く知ることで風通しが良くなり、働きやすくなる。
今回作成手順を紹介するのは、右上の「社内用語」ポートレットのみです
ガルーンポータル活用Tips #2「社員紹介ポータル」
で紹介したランダムに表示される「社員紹介」ポートレットも合わせて表示するとよいでしょう。
ポイント
- 社内用語、社員紹介ともkintoneと連携することで、データのメンテナンスが容易です。
- スケジュールなど普段使いのポートレットと同時に使うことで、日々の業務の中で自然に社内のことに詳しくなれます。
- コーポレートブログや製品ブログも一緒に表示してみるとよいでしょう。ポートレットの記述に以下の記述するだけで、ポートレットに埋め込むことができます。
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<iframe src="https://(対象URL)/" width="800" height="600" frameborder="0"></iframe>
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社内用語ポートレットの作成
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Garoonのポータルからデータを参照させるためのkintoneアプリを作成していきます。
kintoneアプリのフィールドは以下のように配置していきます。
フィールド名 |
フィールドコード |
フィールドタイプ |
備考 |
用語 |
vocabulary |
文字列(1行) |
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説明 |
description |
文字列(複数行) |
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説明資料 |
tempfile |
添付ファイル |
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作成者 |
作成者 |
作成者 |
自動入力 |
更新者 |
更新者 |
更新者 |
自動入力 |
更新日時 |
更新日時 |
更新日時 |
自動入力 |
作成日時 |
作成日時 |
作成日時 |
自動入力 |
認証は基本的にログインユーザーの権限を使います。アプリの内容を確認したうえで、このkintoneアプリのレコードの閲覧権限はすべてのユーザーで閲覧できるように設定しておくことをおすすめします。
kintoneアプリをURL内に含まれるアプリIDをブラウザーで確認しておきます。これは、アプリデータ取得プログラムの修正時に使います。
例:URLがhttps://sample.cybozu.com/k/<id> のとき、アプリIDは <id> です。
Garoonの「ファイル管理」を使って次の手順でリソースの準備をしていきます。
-
JavaScriptサンプルコード
を参考に、カスタマイズファイル「kinranrec_bozupedia.js」を作成します。
このときJavaScriptサンプルコードの以下を書き換えます。
- 31行目:「データ取得元の準備」で確認したアプリID
- 32行目:表示件数を変更したい場合は、ここを変更します。
-
Garoonの「ファイル管理」で今回のポートレット用にフォルダーを作成します。
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フォルダーを選択した状態で「ファイルを追加する」をクリックし、以下のファイルを追加します。
- kinranrec_bozupedia.js(修正済み)
-
ファイルのタイトルをクリックした際、URL内に含まれるhid(フォルダーID)、fid(ファイルID)を確認しておきます。
pngファイルのIDはcssファイルの修正時、jsファイルのIDはポートレット作成時に使います。
例:URLがhttps://sample.cybozu.com/g/cabinet/view.csp?hid=<hid>&fid=<fid> のとき、hidとfidは以下になります。
JavaScriptサンプルコード
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/*
* Garoon white board sample program
* Copyright (c) 2019 Cybozu
*
* Licensed under the MIT License
* https://opensource.org/license/mit/
*/
(function($) {
'use strict';
// generate randum numbers.
function generateRandomx(count) {
const generated = [];
let generatedCount = generated.length;
for (let i = 0; i < count; i++) {
let candidate = Math.floor(Math.random() * count);
for (let j = 0; j < generatedCount; j++) {
if (candidate === generated[j]) {
candidate = Math.floor(Math.random() * count);
j = -1;
}
}
generated[i] = candidate;
generatedCount++;
}
return generated;
}
const APP_ID = 1; // kintoneアプリIDに書き換える
const DISPLAY_COUNT = 2; // 表示件数
$.ajax({
type: 'GET',
url: '/k/v1/records.json',
data: {app: APP_ID},
cache: false,
dataType: 'json'
}).done((resp) => {
const records = resp.records;
let contentsEle;
let innerTable;
let innerDiv;
const randomAray = generateRandomx(records.length);
const forNum = (records.length < DISPLAY_COUNT) ? records.length : DISPLAY_COUNT;
for (let i = 0; i < forNum; i++) {
contentsEle = $('#kintone_random_record_frame-' + i);
const url = '/k/' + APP_ID + '/show#record=' + records[randomAray[i]].$id.value;
const title = [
'<a href="' + url + '" target="_blank" class="kintone_random_record_top_title">',
'<b>' + records[randomAray[i]].vocabulary.value + '</b>',
'</a> - らんだむ社内用語'
].join('');
const contents = records[randomAray[i]].description.value;
// create title
innerTable = $('<table></table>', {
class: 'top_title'
});
innerTable.append($('<tbody><tr><td></td></tr></tbody>'));
innerTable.append(title);
// create contents
innerDiv = $('<div></div>', {
class: 'kintone_random_record_portal_frame'
});
innerDiv.append($('<table>', {
class: 'list_column'
}));
innerDiv.append($('<tbody><tr>/tr></tbody>'));
innerDiv.append(contents);
// create block
contentsEle.append(innerTable);
contentsEle.append(innerDiv);
}
if (forNum < DISPLAY_COUNT) {
for (let j = forNum; j <= DISPLAY_COUNT; j++) {
$('#kintone_random_record_frame-' + j).remove();
}
}
});// end of done
})(jQuery.noConflict(true));
|
Garoonポートレットの準備
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今回使うポートレットを作成していきます。
21行目の「kinranrec_bozupedia.js」のダウンロードリンクを
リソースの準備
で生成したリンクにそれぞれ書き換えます。
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<!--
* Garoon Portal sample program
* Copyright (c) 2016 Cybozu
*
* Licensed under the MIT License
* https://opensource.org/license/mit/
-->
<div id="kintone_random_record_frame-0" class="template-box">
</div>
<div id="kintone_random_record_frame-1" class="template-box">
</div>
<div id="kintone_random_record_frame-2" class="template-box">
</div>
<div id="kintone_random_record_frame-3" class="template-box">
</div>
<div id="kintone_random_record_frame-4" class="template-box">
</div>
<script type="text/javascript" src="https://js.cybozu.com/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script src="/g/cabinet/download.csp/-/kinranrec_bozupedia.js?hid=8&fid=24&ticket=&.js"></script>
<style type="text/css">
<!--
.template-box{
margin-bottom: 10px;
/*padding: 20px 30px;*/
background: #fff;
}
.kintone_random_record_portal_frame{
padding: 5px 10px;
}
.kintone_random_record_top_title{
padding: 5px 5px;
}
-->
</style>
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新規にHTMLポートレットを作成し、「ポートレットの内容」に記述します。
ポートレットを作成したらポータルに配置します。
- kintoneアプリにレコードをいくつか追加します。
- Garoonを開いて設置したポータルを確認します。
データのメンテナンスも楽々で、社内の長老クラスにじわじわとなっていけそうなポータルを作ってみました。環境が許せば、自分で作ったkintoneアプリと連携して、ランダムに好きな写真や情報を表示してみてもおもしろそうですね。今後もGaroonポータル活用シリーズは続きます。お楽しみに!
ガルーンポータル活用Tips
- 2020/02/19
jQueryの追加手順およびjQuery.noConflict(true)
を使うようにコードを修正