アンチパターンとは「悪い実装」ではない

目次

はじめに

「アンチパターンから学ぶJavaScriptカスタマイズ」シリーズでは、kintoneのJavaScriptカスタマイズにおけるアンチパターンと、推奨される実装方法を紹介しています。
ここで使われている「アンチパターン」という言葉は、少し強く受け取られるかもしれません。
しかし、本シリーズでいうアンチパターンは「悪い実装」を意味するものではありません。

「アンチパターン」とは

本シリーズでいうアンチパターンとは、動作はするものの、将来的なリスクや保守コストが生じやすいパターンを指しています。
「今は動かない実装」や「間違った実装」のことではありません。
実際、本シリーズで取り上げるアンチパターンの多くは、現時点では問題なく動作します。

アンチパターンは、最初から「悪い実装」として書かれたものとは限りません。
技術は進化し続けており、よりよい書き方が新たに登場することもあります。
その結果、かつて広く使われていた方法が、今では非推奨となるケースもあります。
つまり、書いた当時は妥当だった実装が、時間の経過とともにアンチパターンに変わっていくこともあります。

cybozu developer network上でも、本シリーズで取り上げるアンチパターンにあたる実装例を紹介している記事があります。
また、カスタマイズをした当時のkintoneの機能では、必要な公式APIが提供されておらず、DOM操作などの方法を取らざるを得なかったケースもあります。
本シリーズはそうした実装や経緯を否定するものではなく、よりよい実装が可能になった今、将来のリスクを減らすための参考として活用してください。

本シリーズの読み方

本シリーズでは、アンチパターンとそのリスクを挙げるだけでなく、合わせて推奨される実装方法も紹介しています。
「この書き方は避けましょう」で終わらせるのではなく、「どう書くとよりリスクが回避できるか」までをコード例とともに解説しています。
既存のカスタマイズのリスク確認や、新たに実装する際の参考にしてください。

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