レコード一括取得のJavaScriptコーディング例
はじめに
レコードを一括取得する方法には、大きく3つの選択肢があり、利用ケースに応じて適切な方法を選択する必要があります。
それぞれの方法の特徴や使い分けについては、次の記事で紹介しています。
offsetの制限値を考慮したkintoneのレコード一括取得について
この記事では、上記記事で紹介した方法のJavaScriptのコーディング例を紹介します。
共通事項
- 各方法の
getRecords()関数を呼び出すサンプルコードでは、アプリストアの「 案件管理」アプリを利用しています。
- フィールドコードは、フィールド名と同じ値に設定しています。
方法1:レコードIDを利用する方法
複数のレコードを取得するAPI で、レコードID(レコード番号)の昇順でソートを行い、ID順にレコードを取得する方法です。
サンプルコード
レコードを取得する関数
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getRecords関数の呼び出し例
絞り込み条件・ソート条件・取得するフィールドを指定した場合
レコードIDを利用してレコードを取得する場合は、sortCondsに$id ascを追加してください。
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アプリIDを指定しない場合
アプリIDを指定しない場合は、表示中のアプリのレコードを取得します。
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方法2:カーソルAPIを利用する方法
カーソルAPI を使ってレコードを取得する方法です。
サンプルコード
レコードを取得する関数
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getRecords関数の呼び出し例
絞り込み条件・ソート条件・取得するフィールドを指定した場合
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アプリIDを指定しない場合
アプリIDを指定しない場合は、表示中のアプリのレコードを取得します。
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方法3:offsetを利用する方法
複数のレコードを取得するAPI を使い、リクエストパラメーターのoffsetを指定して順次レコードを取得する方法です。
この方法は、次のどちらかに一致する場合に使用できます。
- 取得対象のレコードが10,000件以内
- 取得するレコードを10,000件以内に制限可能
offsetの制限値を考慮したkintoneのレコード一括取得についての基本的な考え方は offsetの制限値を考慮したkintoneのレコード一括取得について を参照してください。
サンプルコード
レコードを取得する関数
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getRecords関数の呼び出し例
絞り込み条件・ソート条件・取得するフィールドを指定する場合
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アプリIDを指定しない場合
アプリIDを指定しない場合は、表示中のアプリのレコードを取得します。
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