イベントオブジェクトを使ってフィールドの値を書き換えてみよう
前回は、kintoneアプリからレコードの値を取得する方法を学びました。
今回は、イベントオブジェクトを使って、表示されているレコードのフィールドの値を書き換える方法を学びます。
動作イメージ
今回のカスタマイズを適用すると、「問い合わせ種別」で選択した値に応じて「詳細」にテンプレートが設定されます。
カスタマイズを適用するアプリ
アプリストアの
問い合わせ管理
を使います。
イベントオブジェクトを使ったフィールドの値の書き換え
ラジオボタンの値に応じて、特定のフィールドの値を書き換えてみましょう。
実装するのは、「問い合わせ種別」の値に応じて、問い合わせテンプレートを「詳細」に設定するカスタマイズです。
サンプルコード
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ソースコードの解説
このカスタマイズのポイントは「イベントオブジェクトを使って値を書き換える」です。
詳しく見ていきましょう。
イベントオブジェクトを使って値を書き換える
「問い合わせ種類」で選択された値に応じて、イベントオブジェクトを使って「詳細」の値を書き換えます。
イベントオブジェクトを使ってフィールドの値を変更するには、次の2つの手順が必要です。
- 書き換えたいフィールドの
valueに、変更後の値を代入する。 return eventする。
詳しく見ていきましょう。
まずは「詳細」のフィールドの値を書き換えるため、「詳細」のフィールドの値に変更後の値を代入します。
messageFieldCodeは「詳細」のフィールドコードです。
「問い合わせ種類」の値に応じて変更したいので、switch文を使って分岐しています。
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変更後の値を代入できたら、kintone.events.on()の関数の最後でreturn eventして、書き換えた値をレコードに反映します。
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まとめ
今回のカスタマイズでは、イベントオブジェクトを使ってフィールドの値を書き換える方法を学びました。
次回は、
kintoneカスタマイズにおけるPCとモバイルの違いを確認してみよう
について学習しましょう。