kintone-dts-gen

目次

kintone-dts-gen とは

kintone-dts-genは、kintoneアプリのTypeScript型定義ファイル(.d.ts)を生成できるCLIツールです。
このツールを利用すると、kintoneアプリのフィールドの型を一括作成できます。
TypeScriptでkintoneカスタマイズを開発する際に、より効率的に作業を進めることができます。

GitHub

https://github.com/kintone/js-sdk/tree/main/packages/dts-gen (External link)

ライセンス

MITライセンス (External link)

ドキュメント

https://github.com/kintone/js-sdk/blob/main/packages/dts-gen/README.md (External link)

下準備

kintone-dts-genを実行するには、Node.jsとパッケージ管理ツールのnpmが必要です。
Node.jsをインストールすると、npmは自動でインストールされます。

  1. Node.js公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
    Node.js 公式サイト (External link)
    必要なNode.jsのバージョンは、次のリポジトリにあるenginesプロパティを確認してください。
    packages/dts-gen/package.json (External link)
    たとえば次の記載の場合、Node.jsのバージョン18以上が必要です。

    1
    2
    3
    
    "engines": {
      "node": ">=18"
    },
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面にしたがってセットアップします。

Quickstart

kintoneアプリを用意し、kintone-dts-genを使ってアプリの型定義ファイルを生成します。

Step1: kintone アプリの準備

  1. kintoneアプリを作成し、フィールドを配置します。
  2. 作成したアプリのURLで、アプリIDを確認します。
    URLのhttps://sample.cybozu.com/k/123の末尾の数字部分が、アプリIDです。
    上記の場合、アプリIDは、「123」です。

Step2:必要なパッケージのインストール

kintone-dts-genをインストールします。

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npm install -D @kintone/dts-gen

Step3:型定義ファイルの作成

次のコマンドで、対象アプリの型定義ファイルを生成します。

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npx kintone-dts-gen --base-url https://sample.cybozu.com -u ユーザー名 -p パスワード --app-id アプリID

成功すると、コマンドを実行したディレクトリに型定義ファイルfields.d.tsが作成されます。

補足

作成した型定義ファイルを使う方法は、次のページを参考してください。
目指せ!JavaScript カスタマイズ中級者(5)〜TypeScript 編〜

また、ユーザー名とパスワードによる認証のほか、APIトークンやOAuthトークンによる認証もサポートしています。