連携コネクタでは、イベントが行われた後に実行されるステップを「アクション」と呼びます。
kintoneコネクタのアクション一覧
kintoneコネクタで利用できるアクションの一覧を掲載します。
kintoneのアクションは、kintone APIの仕様に準拠して動作します。
そのため、各アクションの制限事項などについては、参考APIのリンクを参照してください。
アクション名 | 詳細 | 設定内容 | 補足情報 | 参考API |
---|---|---|---|---|
レコードの追加 | 認証コネクタで設定したアプリに、レコードを追加します。 | [基本設定]では、アプリのフォームに設定した項目が、対象項目として表示されます。任意の値を設定します。 | 添付ファイルを含む場合は「添付ファイルのアップロード」アクションで取得したfileKey を指定する必要があります。 |
1件のレコードを登録する |
レコードの1件取得 | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを1件取得します。 | [基本設定]で、取得したいレコードIDを設定します。 | - | 1件のレコードを取得する |
添付ファイルのアップロード | シナリオ内で取得したファイルを、サイボウズの一時保管領域にアップロードします。 | [基本設定]で、アップロードするファイルを設定します。 | 事前にシナリオ内で添付ファイルのダウンロードをする必要があります。 アップロード後に取得できる filekey は「レコードの追加」アクションや「レコードの更新」アクションなどで使用します。 |
ファイルをアップロードする |
添付ファイルのダウンロード | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードの添付ファイルをダウンロードします。 | [基本設定]で、ダウンロードするファイルのファイルキーを設定します。 | 「レコードの1件取得」アクションや「レコードの一覧取得」アクションなどで取得できる添付ファイルフィールドのfileKey を指定します。「添付ファイルのアップロード」アクションで取得した fileKey とは異なります。 |
ファイルをダウンロードする |
レコードの更新 | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを1件更新します。 | [基本設定]の「更新タイプ」に「重複禁止フィールドコード」を指定した場合、「値の重複を禁止する」の設定をしたフィールドが、一覧で表示されます。 [更新フィールドの選択]では、複数選択できます。 [更新内容]では、[更新フィールドの選択]で選択したフィールドが設定項目として表示されます。 |
[更新内容]では、入力項目が空白の場合はデータも空白で更新されます。 | 1件のレコードを更新する |
レコードの一覧取得 | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを複数取得します。 | [基本設定]の「取得方法」では、「クエリを入力する」または「一覧から選択する」から選択できます。 「クエリを入力する」を選択した場合、抽出したいレコードの条件にあったクエリを設定し条件にあうレコードの一覧を取得します。 「一覧から選択する」を選択した場合、アプリに保存した一覧がリストで表示され選択できます。 |
クエリの作成方法については
クエリの書き方
を参照してください。 ただし、「ルックアップフィールド」と「テーブル内に含まれるフィールド」は現時点では取得できません。 |
複数のレコードを取得する |
レコードコメントの投稿 | 指定したレコードにコメントを投稿します。 | [基本設定]で、「レコードID」に投稿するレコードを指定し、「コメントの内容」に投稿するコメントの内容を設定します。 [メンション設定]でメンション先を設定します。 |
- | レコードコメントを投稿する |
レコードのテーブルの更新 | 認証コネクタで設定したアプリの、テーブルを更新します。 | [基本設定]の「更新タイプ」に「重複禁止フィールドコード」を指定した場合、「値の重複を禁止する」の設定をしたフィールドが、一覧で表示されます。 | 更新元となるデータはシナリオ内で表データとして取得したデータです。 更新はすべて上書き保存されます。 |
1件のレコードを更新する |
レコードの一括更新 | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを一括で更新します。 | [基本設定]の「更新タイプ」に「重複禁止フィールドコード」を指定した場合、「値の重複を禁止する」の設定をしたフィールドが、一覧で表示されます。 | 更新元となるデータはシナリオ内で表データとして取得したデータです。 「UPSERTモードで実行する」を「無効」または「指定なし」で設定し、「表データ」に新規レコードが含まれている場合、処理はエラーとなります。 |
複数のレコードを更新する |
レコードの一括登録 | 認証コネクタで設定したアプリに、レコードを一括で登録します。 | [登録内容]に該当するフィールドが設定項目として表示されるので、登録する内容を設定します。 | 登録対象となるデータはシナリオ内で表データとして取得したデータです。 | 複数のレコードを登録する |
レコードの一括削除 | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを一括で削除します。 | [レコードID列の選択]で、レコード番号のフィールドコードを指定します。 | 削除対象となるデータはシナリオ内で表データとして取得したデータです。 | 複数のレコードを削除する |
レコードの一覧取得(拡張版) | 認証コネクタで設定したアプリの、レコードを複数取得します。 一万件より多くのレコードを取得したい場合に利用します。 |
「レコードの一覧取得」アクションと同じ設定内容です。 | - | 複数のレコードを取得する |
一般コネクタのアクション一覧
一般コネクタで利用できるアクションの一覧を掲載します。
アクション名 | 詳細 | 設定内容 | 補足情報 |
---|---|---|---|
繰り返し | 繰り返しブロックが作成され、その中に設定したアクションが繰り返されます。 | [基本設定]で、繰り返し対象(配列または表データ)を選択し、繰り返しブロック内にアクションを設定します。 | エラー時に繰り返しをスキップするかどうかを選択可能です。 |
文字列配列の連結 | 文字列配列の連結をします。 | [基本設定]で、連結対象の配列と区切り文字(「, 」または「スペース」)を設定します。 |
区切り文字は任意で指定できます。 |
日時フォーマットの変更 | 日付や時刻の形式を指定したフォーマットへ変換します。 | [基本設定]で、UNIX時間を指定したフォーマットへ変換します。 | - |
文字列からテキストファイルを出力 | 指定した文字列をテキストファイルとして出力します。 | [ファイル]で、出力するファイル名とファイル内容を設定します。 | - |
指定時間の待機 | 指定した時間だけ処理を待機します。 | [基本設定]で、待機時間(秒単位)を設定します。 | - |
JSON文字列を値に変換 | JSON形式の文字列をオブジェクトとして扱えるように変換します。 | [基本設定]で、JSON文字列を指定します。 | - |
配列・表データの件数の取得 | 配列または表データの要素数を取得します。 | [基本設定]で、配列や表データの件数対象を設定します。 | - |
電話番号フォーマットの変換 | 電話番号を指定したフォーマットへ変換します。 | [基本設定]で、対象の電話番号と変換ルールを設定します。 | ハイフンの有無や国番号の付加などが可能です。 |
テキストファイルの指定行を削除 | テキストファイルやcsvファイルの指定行を削除します。 | [基本設定]で、対象ファイルと削除する行番号を指定します。 | 削除後のファイル名が空欄の場合は、元のテキストファイル名が使用されます。 |
フィールド関数を実行する | 文字列や数値などのフィールドに対して、関数を使って加工・変換します。 | [基本設定]で、対象のフィールドと使用する関数を選択します。 | 式フィールドをクリックすると、データパレットに、出力データ一覧と関数タブが表示されます。関数タブで関数名をクリックすると対象の関数が式フィールド上に自動で挿入されます。 |
表データコネクタのアクション一覧
表データコネクタで利用できるアクションの一覧を掲載します。
アクション名 | 詳細 | 設定内容 | 補足情報 |
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単一行の取得 | 表データから条件を絞って単一行の取得をします。 | [基本設定]で、単一行の取得をしたい表データを選択します。 [検索条件]で、検索条件となる値を設定します。 |
最低1つの列に対して、検索条件の指定をしてください。 複数列に検索条件を設定した場合、各検索条件はAND条件になります。 元の表データによっては列が3以上になる場合もあります。 数値型のカラムは検索条件に指定できません。 |
複数行の取得 | 表データから条件を絞って複数行の取得をします。 | [基本設定]で、複数行の取得をしたい表データを選択します。 [検索条件]で、検索条件となる値を設定します。 |
「単一行の取得」アクションと同じ補足情報です。 |
データの存在チェック | 表データの存在チェックを行い、存在有無を真偽値で返します。 | [基本設定]で、存在チェックをしたい表データを選択し、「データがある場合にtrueを返す」または「データがない場合にtrueを返す」のいずれかの条件を選択します。 | - |
表データの加工 | 表データに対し条件を指定して列の加工、抽出、並び替えを行います。 | [基本設定]で、加工をしたい表データを選択し、加工後の表データの名前に任意の値を設定します。 [列の加工設定]で、列の設定を追加できます。 [行の抽出設定]で、「列の加工設定」で追加した列に対して、「対象の列」から「比較方法」と「比較する値」に一致した行を抽出する設定ができます。 [行の順序設定]で、「列の加工設定」で追加した列に対して、並び順を変更できます。 |
[列の加工設定]で、列設定上限は20列です。 [行の抽出設定]で、複数設定した場合はAND条件になります。 [行の順序設定]で、複数設定した場合は、上から順に設定が優先されます。 |
表データの比較 | 2つの表データを比較し、結果を表データとして出力します。 | [基本設定]で、比較したい表データと比較方法を選択し、作成する表データの名前に任意の値を設定します。 [比較列設定]で、比較列の設定を追加できます。 |
- |
表データの集計/集約 | 表データを基準列を元に集計/集約し、結果を表データとして出力します。 | [基本設定]で、対象の表データを選択し、作成する表データの名前に任意の値を設定します。 [基準列の設定]で、基準列の設定を追加できます。 [集計/集約列の設定]で、集計/集約列の設定を追加できます。 |
[基準列の設定]で、複数選択が可能です。 |
表データの結合 | 2つの表データを結合し、結果を表データとして出力します。 | [基本設定]で、基準にする表データと結合方法を選択し、作成する表データに任意の値を設定します。 [結合キー列の設定]で、結合する表データに任意の列名を設定します。 |
- |
シナリオ制御コネクタのアクション一覧
シナリオ制御コネクタで利用できるアクションの一覧を掲載します。
アクション名 | 詳細 | 設定内容 | 補足情報 |
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中断判定 | 条件に該当する場合、実行中のシナリオを終了します。 | true またはfalse になる値を設定します。 |
true :シナリオの実行がこのステップで終了します。false :シナリオの実行は継続します。 |
条件分岐 | 条件に該当する場合、条件分岐ブロックの実行に分岐します。 | true またはfalse になる値を設定します。 |
true :条件分岐ブロック内の処理が実行されます。false :条件分岐ブロック内に入らず後続の処理が実行されます。 「ブロック」は、条件が true のときに実行されます。 |