連携コネクタ利用時の、よくあるトラブルと解決方法を紹介します。
kintoneアクション関連のトラブルシューティング一覧
エラー内容「指定したAPIトークンは、アプリで生成されたトークンと異なります。アプリのAPIトークンの設定を確認してください。設定が正しい場合、APIトークンの設定がアプリに反映されていない場合があります。アプリの設定を更新し、APIトークンの設定をアプリに反映します。」
原因 1
APIトークンを生成したが、アプリの設定を更新していないため、APIトークンがまだ使用できない状態になっている。
解決方法 1
アプリの設定を更新してください。
原因 2
存在しないAPIトークンを設定している。
解決方法 2
操作したいアプリのAPIトークンを設定してください。
エラー内容「APIトークンとアプリ(id:{アプリID}
)の組み合わせが正しくありません。」
原因
別のアプリから生成したAPIトークンを設定している。
解決方法
操作したいアプリから生成した、APIトークンを設定してください。
エラー内容「このAPIトークンでは、指定したAPIを実行できません。」
原因
APIトークンに適切な権限がない。
解決方法
操作に必要な権限を、APIトークンへ付与してください。
エラー内容「指定したユーザー(code:XXXX
)が見つかりません。」
原因
レコードの追加や更新時に、ユーザフィールド系のフィールドに不正な値を設定している。
解決方法
指定したいユーザのコード(またはログイン名)を設定してください。
エラー内容「フィールド「作成者」の値を指定してレコードを追加するには、アプリに管理権限が必要です。」
原因
APIトークンに適切な権限がない。
解決方法
「作成者」と「更新者」のフィールドは、アプリの管理権限が必要です。
APIトークンに「アプリ管理」権限を付与してください。
エラー内容「レコードの絞り込み条件に指定したユーザー、グループ、または組織が存在しません。削除された可能性があります。」
原因
ユーザー、グループ、組織のフィールドに不正な値を設定している。
解決方法
存在するユーザ、グループ、組織のコード(またはログイン名)を設定してください。
エラー内容「record.{フィールドコード名}.value:
必須です。」
原因
必須項目のフィールドに値を設定していない。
解決方法
必須項目のフィールドに値を設定してください。
Webhook関連のトラブルシューティング一覧
Webhookが検知されない
原因 1
正しいWebhook URLがkintone側に設定されていない。
解決方法 1
Webhook URLの先頭がhttps://https://~
のように誤って重複していないか、またはURLが途中で切れていないかを確認し、正しい値を設定してください。
原因 2
Webhookの設定後、アプリの更新をしていない。
解決方法 2
アプリの設定を更新してください。
また、Webhookの設定で「有効化」にチェックが入っているかを確認してください。
原因 3
Webhookの実行される条件が満たされていない。
解決方法 3
イベントの実行方法が、イベントの検知の条件にあっているか確認してください。
Microsoft 365関連のトラブルシューティング一覧
「承認が必要です」のメッセージが表示される
原因
Microsoft Entra IDの設定により、Microsoft 365の認証情報の作成時に「承認が必要です」と表示される場合があります。
解決方法
必要項目を入力し[承認要求]をクリックします。
管理者による同意後、再び認証情報の作成をしてください。
管理者の方は
管理者の同意要求の確認とアクションの実行
を参考に、同意してください。
「管理者の承認が必要」のメッセージが表示される
原因
Microsoft Entra IDの設定によって、Microsoft 365の認証情報の作成時に「管理者の承認が必要」と表示される場合があります。
解決方法
初回のみMicrosoft 365の管理者権限アカウントにて[要求されているアクセス許可]画面で「組織の代理として同意」する必要があります。
次の手順を実施してください。
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連携コネクタにログインします。
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シナリオから、許可したいMicrosoft 365アプリケーションの[認証コネクタ選択]画面を表示します。
次の画像はExcel Onlineの例です。 -
[新しいコネクタを追加]をクリックし、[認証コネクタ作成]画面で[認証]をクリックします。
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[アカウントを選択する]画面で、Microsoft 365の管理者権限のあるアカウントを選択します。
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[要求されているアクセス許可]画面が表示されるので「組織の代理として同意する」にチェックを付けて、[承認]をクリックします。
設定完了後、Microsoft 365の管理者権限を持たないユーザーでも、認証情報の作成が可能になります。
許可したいアプリケーションが複数ある場合は、それぞれのMicrosoft 365アプリケーションでも同じ操作が必要です。