はじめに
変換テーブルとは、キーと変換値の対応表を作成し、連携コネクタのシナリオ内で利用できる機能です。
kintoneのユーザーIDやレコードのキーを起点に、他サービスのIDや名称を取得するなど、サービス間の橋渡しに活用できます。
主な機能は次のとおりです。
- キー列・変換バリュー列からなるテーブルを作成できます。
- シナリオで変換テーブルコネクタを利用し、変換テーブルの項目の値を検索できます。
利用例
簡易な値の変換表として利用できます。
- kintoneのユーザーIDから、他サービスのユーザーIDに変換
- kintoneのユーザー名から、Microsoft 365のメールアドレスに変換
- 商品コードから、商品名・単価に変換
変換テーブルの作成
プロジェクトの選択
変換テーブルはプロジェクトに紐づきます。
[プロジェクト]をクリックし、[プロジェクト一覧]から任意のプロジェクトに移動します。
変換テーブルの新規作成
左サイドメニューから[変換テーブル]をクリックし、[新規作成]をクリックします。
次の表を参考に基本設定を入力します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| テーブル名 | 変換テーブルの名前を入力します。 |
| キー列名 | 変換テーブルのキー、つまり、変換の起点となる列の名前を入力します。 |
| 編集権限 | 変換テーブルの編集権限を設定します。 「所有者と管理者のみ」または「プロジェクト内全員」から選択します。 |
変換バリュー列の追加
変換バリュー列を追加します。
変換バリュー列とは、キー列に対応する変換後の値を格納する列です。
最大4つまで列を設定できます。
-
[変換バリュー列設定]タブを選択し、[変換バリュー列を追加(最大4つ)]をクリックします。
-
変換バリュー列名を入力して[保存する]をクリックします。
-
右上の[保存する]をクリックし、変換テーブルを保存します。
変換テーブルの編集
変換テーブル一覧画面で編集したいテーブルをクリックします。
基本設定の編集
- [基本設定]タブを選択し、各項目を編集します。
- 編集後、[保存する]をクリックします。
変換バリュー列の追加
- [変換バリュー列設定]タブを選択し、[変換バリュー列を追加(最大4つ)]をクリックします。
- 変換バリュー列名を入力し、[保存する]をクリックします。
変換バリュー列の編集
- [変換バリュー列設定]タブを選択し、編集したい変換バリュー列の右側の[編集]をクリックします。
- 変換バリュー列名を編集し、[保存する]をクリックします。
変換バリュー列の削除
- [変換バリュー列設定]タブを選択し、削除したい変換バリュー列の右側の[削除]をクリックします。
- 確認ダイアログで[削除]をクリックします。
変換テーブルの削除
削除方法1
- 変換テーブル一覧画面で、削除したい変換テーブルの右側の[…]をクリックし、[削除]をクリックします。
- 確認ダイアログで[削除]をクリックします。
削除方法2
- 削除したい変換テーブル画面で、右上の[削除]をクリックします。
- 確認ダイアログで[削除]をクリックします。
レコードの追加
レコードは最大1000件まで追加可能です。
作成した変換テーブルにレコードを追加します。
- [変換テーブル]タブを選択し、[レコードを追加]をクリックします。
- 「キー」となる値と、その「キー」に対応する「変換バリュー」を入力します。
次の画像のように値を設定すると、「社員番号(キー):0123」の場合は、「kintoneユーザーID:1」、「サービスAユーザーID:12345」のように変換されます。
レコードの編集
レコードの編集は、[変換テーブル]タブで行います。
編集したいレコードをクリックすると編集画面が表示されます。
変更したい変換バリュー列の値を変更し、[決定]をクリックします。
キー列の値は編集できません。
レコードの削除
レコードの削除は、[変換テーブル]タブで行います。
削除したいレコードの、[ゴミ箱]をクリックします。
補足
変換テーブルのアクションは、次のページを参照してください。
変換テーブルコネクタのアクション一覧