Microsoftカスタムコネクタ用kintoneのOpenAPI Spec2.0を作成する
はじめに
Microsoft Power Platformには、
公式のkintoneコネクタ
が用意されています。
ただし対応しているAPI、アクションは限られているため、Microsoft製品とkintoneを連携してやりたいことができないこともあると思います。
そんなときに、OpenAPI Specをインポートするだけで、公式のkintoneコネクタでは提供されていないAPIも扱えるカスタムコネクタを簡単に作ることができます。
しかし、
kintone OpenAPI Spec
はOpenAPI 3.0で、カスタムコネクタの作成に使えるのはOpenAPI 2.0のみです。
そこで、本記事では、kintoneのOpenAPI 2.0を手軽に作成できるClaude CodeのSkillsを紹介します。
OpenAPI Spec 2.0の作成は、必ずしも本記事の方法で行う必要はありません。
一例として参考にしてください。
使用するもの
この記事では次の2つを使用します。
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
| SKILL.md | kintone OpenAPI Spec を参照してOpenAPI 2.0を生成するためのSkills |
| sample.json | カスタムコネクタで利用することを想定したOpenAPI 2.0のサンプル |
サンプルには、kintoneとの連携でまず利用することが多い次のAPIをあらかじめ含めています。
- レコードを取得
- レコードを一括登録
- レコードを一括更新
- アプリのフィールド情報を取得
使い方
以下のzipファイルをダウンロードして、/kintone-openapi2-generate Skillsを実行してください。
使いたいAPI、認証方式、サブドメインをAIに伝えればkintoneの仕様に沿ったOpenAPI Spec 2.0が作成されます。
kintone-openapi2-generator.zip
zipファイルの中は、次のようなディレクトリ構成になっています。
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SKILL.mdとsample.jsonの中身は、それぞれ次のとおりです。
Claude Code以外のAIサービスでもSkillsを活用できるので、参考にしてください。
SKILL.md
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sample.json
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補足
作成したOpenAPI Specに問題がないかは、
Swagger Editor
で確認できます。
次の図のように、生成したOpenAPI Spec 2.0ファイルの中身をコピー&ペーストし、エラーや警告がなければ問題ありません。
レコードとレコードのコメントの取得のREST APIを定義している例です。
ポイント
2.0への変換について
ここで公開しているSkillsは、公式のkintone OpenAPI Specを参照し、OpenAPI 2.0へ再構成しています。
2.0への書き換えは、単純にOpenAPI 3.0の記述を2.0へ置き換えるわけではありません。
なぜなら、3.0には、oneOf/anyOf、nullable、parameter serializationなどがあり、OpenAPI 2.0でそのまま表現できないものがあるため、kintone独自の設計に合わせて調整しています。
必要なAPIだけを追加する
kintone REST APIすべてをひとつのOpenAPIファイルへ入れる必要はありません。
たとえば、Copilotとの連携目的で、レコードを検索するだけでよい場合は、レコード削除などの不要な操作まで追記しないようにしましょう。
必要なAPIだけを追加することは、次のメリットが得られます。
- 連携時に許可する操作を限定できる。
- OpenAPI Specがシンプルになる。
- ファイルサイズを抑えられる。
MicrosoftのカスタムコネクタにOpenAPIをインポートする際のファイルサイズ上限は、1MB未満と決められています。
利用時は、Microsoftの公式ドキュメントも確認してください。
おわりに
Microsoft Power Platformのカスタムコネクタ用のOpenAPI Specをゼロから作成する場合、kintoneのAPIだけでなくOpenAPI Specの書き方についても理解する必要があります。
Skillsを使うと、その部分をAIに任せて手軽に作成できます。
ぜひ活用してみてください。
このTipsは、2026年10月版kintoneで動作を確認しています。
