kintone Java Clientのサンプルコード集
概要
Javaからkintone REST APIを短いコード量で実行できる、kintone Java Clientがリリースされました。
この記事では、kintone Java Clientを用いてkintoneを操作するサンプルコードを紹介します。
kintone Java Clientの導入方法や、基本的な使い方は、 kintone Java Client を参照してください。
以降の例では、getKintoneClient()というkintoneClientを生成・取得するメソッドがあるものとします。
kintoneクライアントを生成する
また、この記事のkintone Java Clientは、v2.4.0を利用しています。
Classやメソッドの詳細は、
kintone-java-client APIドキュメント
を参照してください。
レコード操作
レコードを操作するには、RecordClientを使います。
レコードの取得
アプリIDが3で、レコード番号が15のレコードを取得する例です。
リクエストクラスを渡す方法
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簡易メソッドを利用する方法
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レコードの作成
数値フィールドに30、文字列(1行)フィールドに「テキスト」という文字列を入れたレコードを作成する例です。
ここで、フィールドコードは以下のとおりとします。
- 数値フィールド:数値
- 文字列(1行)フィールド:文字列__1行_
リクエストクラスを渡す方法
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簡易メソッドを利用する方法
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レコードの更新
ドロップダウンフィールドの値を「Apple」に指定してレコードを更新する例です。
ここで、フィールドコードは以下のとおりとします。
- ドロップダウンフィールド:ドロップダウン
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この例では、kintoneから更新したいレコードを取得して一部を修正した後、RecordClient#updateRecord()に渡してレコードを更新しています。
取得したレコードオブジェクトには、レコード作成者などのビルトインフィールド情報も含まれています。
このビルトインフィールドを含んだ状態でレコードを更新すると、更新に失敗します。
そのため、Record.newFrom(Record)を使って、ビルトインフィールドを含まないレコードに再生成しています。
レコードの一括取得
レコードを一括取得するには、RecordClient#getRecords()を利用します。
以下は、offsetを利用してレコードを取得する例です。
offsetを利用してレコード一括取得する場合、第2引数にlimitを、第3引数にoffsetを指定します。
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取得するレコード件数が1万件を超える場合、RecordClient#getRecords()にクエリを指定してレコードを取得してください。
詳細は、次の記事を参照してください。
カーソルを用いたレコードの全件取得
カーソルAPIを利用すると、高速にレコード全件を取得できます。
詳細は、
(レコードの一括取得)カーソルを作成する
を参照してください。
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クエリでレコードを絞り込みたい場合、第3引数にクエリを指定します。
ここで、フィールドコードは以下のとおりとします。
- 数値フィールド:数値
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アプリ操作
レコードを操作するには、AppClientを使います。
アプリ情報の取得
アプリIDが30のアプリ情報を取得するサンプルコードです。
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複数のアプリ情報(例では、アプリIDが30と40)を取得できます。
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アプリの設定の運用環境への反映
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スペース操作
スペースを操作するには、SpaceClientを使います。
スペース情報の取得
SpaceClient#getSpace()でスペース情報を取得できます。
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ファイル操作
ファイルを操作するには、FileClientを使います。
ファイルのアップロード
ファイルをアップロードする場合、ContentTypeの指定が必要です。
Javaではjava.nio.file.Files#probeContentType(Path)を使って自動判定できますが、Mac環境下では動作しないことに注意してください。
アップロードに成功すると、
ファイルキー
(fileKey)が返却されます。
fileKeyをレコードの添付ファイルに紐付けるには、レコードの登録やレコードの更新を使います。
リクエストクラスを渡す方法
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簡易メソッドを利用する方法
簡易メソッドを利用すると、ファイルパスを指定してファイルをアップロードできます。
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ファイルのダウンロード
ファイルをダウンロードする場合、レコードを取得して添付ファイルフィールドからfileKeyを取得します。
この取得したfileKeyをFileClient#downloadFile()に指定します。
このときのfileKeyは、ファイルのアップロードで返却されるfileKeyとは異なるので注意してください。
ここで、フィールドコードは以下のとおりとします。
- 添付ファイルフィールド:添付ファイル
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その他
複数アプリへのレコード一括処理
バルクリクエストを利用すると、複数のリクエストを同一トランザクションで実行できます。
例では、レコードを追加した後、レコードのステータスを更新しています。
バルクリクエストで操作できるAPIは次のドキュメントを参照してください。
複数アプリのレコード操作を一括処理する
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このTipsは、2025年9月版cybozu.comで動作を確認しています。
